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  • 恐山あれこれ日記: 自殺について

    自殺について このブログでも何度か言及したと思いますが、自殺を否定する道徳的・論理的根拠はありません。どんな理由を説明されようと、自殺を決意した人は自殺するでしょう。このこと自体、自殺を理屈で否定することの無意味さを暴露しています。 自殺についてとりうる唯一の態度は、するかしないかの根拠なき決断だけであり、したがって、自殺志願者への「しないように」という説得は、「してはならない」という論理ではなく、「しないでほしい」という懇願で行う以外にない、ということになります。 死にたければ勝手に死ね、という考えもありましょうが、私はこの考えは非常に危険だと考えています。なぜなら、私は自殺をしないという決断だけが、人間における倫理の根拠であり、あらゆる「善」を可能にする条件だと思うからです。 自己が他者に由来すると考えるなら、「善」とは、そのような自己の在り方を受容し、肯定し、他者との関係を充実させて

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