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2011年2月19日のブックマーク (4件)

  • 中東の窓 : 安保理の入植地非難決議案(米国の拒否権)

    安保理の入植地非難決議案(米国の拒否権) 2011年02月19日 10:43 アメリカの外交政策中東紛争 中東和へ交渉の停滞に伴い、アラブ諸国が国連の安保理でイスラエルの入植地は非合法として、これを非難する決議案を提出する意向であることは、先にお伝えしたかと思いますが、これに対して米国はそのような決議案は中東和平の進展に資さないとして強く反対してきました。 米国はその努力の一環として、安保理決議ではなく強制力のない議長声明で収めようとして、その中に入植地に対する非難が含まれることも認めるとの立場をとったとのことですが(18日のhaaretz netは、これで収まるかも知れないとの楽観的な見方を伝えていた)、結局決議案は18日採決に持ち込まれて、米国の拒否権で成立しませんでした。 なお決議案に反対したのは米国のみで、他の総ての理事国(英、仏を含む)は賛成したとのことです。またこの決議案の共同

  • 中東の窓 : 米国の中東外交の危機?

    米国の中東外交の危機? 2011年02月19日 16:44 アメリカの外交政策中東関連 国連安保理でのイスラエル入植地非難決議に米国は拒否権を発動しましたが、英仏を含む総ての14理事国は決議案を支持し、その共同提案国には120カ国以上が名を連ねたように、米国は完全に孤立していました。 イスラエル紙によるとオバマは投票前に、アッバス議長に対して決議の投票に固執しないように強い警告を発したとのことですが、結局投票にかけられ、米国は孤立しての拒否権行使に追い込まれ、パレスチナ幹部はこの米国の行動を惨めであると表現し、パレスチナとして和平政策を見直さざるを得ないと発言したとのことです(尤も、見直したからと言って、パレスナ側にも局面打開の名案があるとは思えませんが、見直しの結果がイスラエル及び米国に取ってより好もしからざる方向へ向かうことは必至でしょう)。 そしてこの国連での投票が米国にとって最悪の

  • 中東の窓 : エジプト革命(イスラエル情報の失態)

    エジプト革命(イスラエル情報の失態) 2011年02月19日 15:35 エジプトイスラエル 重要な国で政変があると情報の失態について追及されるのが米国と思っていたら、今回のエジプト革命についてイスラエルでもマスコミが厳しく追求し始めた模様です。 haretz net の19日付の「何故イスラエルはエジプトについて無知であったのか?』と題する記事は、いわゆるintelligence failureについて面白い分析をしていますので、その要点のみ次の通り。 「イスラエル政府、情報機関、学者はムバラク政権は安定していて、息子かスレイマンに権力は移譲され、米国の支持は変わらないだろうと考えていた。 ムバラクが大衆によって倒され、イスラエルは3度驚くことになった。倒され方、そのタイミング、米国の反応である。 この情報の失敗(intelligence failure)は1973年の第4次中東戦争の時

  • 中東:重大・緊急な情報提供で日本のメディアがやっていないこと(と、ボトムアップでできそうなこと)

    中東:重大・緊急な情報提供で日のメディアがやっていないこと(と、ボトムアップでできそうなこと) Posted on 2011年2月18日. Filed under: 未分類 | タグ: curation, middleeast, Twitter, 中東 | (時間があまりなく、30分で書く。乱文失礼) エジプト革命が一段落し、#egyjpで得た体験、うまくいったことや改善すべきことを踏まえて「重要な情報を、緊急に、沢山の人とシェアするときにあるべきキュレーションのやり方とは」について考えたいと思っていた矢先、バーレーン(#bahrain #bahjp)とリビア(#libya #libjp)が始まってしまった。 悠長なことはやっていられないので、今気づいたことをシェアしておく。 エジプト、バーレーンなどで、(たとえば)英語圏のメディアは「刻々と変わる情勢を」「TwitterやYouTube

    中東:重大・緊急な情報提供で日本のメディアがやっていないこと(と、ボトムアップでできそうなこと)