安保理の入植地非難決議案(米国の拒否権) 2011年02月19日 10:43 アメリカの外交政策中東紛争 中東和へ交渉の停滞に伴い、アラブ諸国が国連の安保理でイスラエルの入植地は非合法として、これを非難する決議案を提出する意向であることは、先にお伝えしたかと思いますが、これに対して米国はそのような決議案は中東和平の進展に資さないとして強く反対してきました。 米国はその努力の一環として、安保理決議ではなく強制力のない議長声明で収めようとして、その中に入植地に対する非難が含まれることも認めるとの立場をとったとのことですが(18日のhaaretz netは、これで収まるかも知れないとの楽観的な見方を伝えていた)、結局決議案は18日採決に持ち込まれて、米国の拒否権で成立しませんでした。 なお決議案に反対したのは米国のみで、他の総ての理事国(英、仏を含む)は賛成したとのことです。またこの決議案の共同