「景気が良い」と言われる状態は二つある。一つは新しい技術革新やサービスで生産性が向上して実質的に成長が期待される場合。もう一つは、なんらかの原因で市場参加者が容易な融資を受けられる場合。後者はやがてどこかで限界に達し、急激な停止・逆転を見せることになる。いわゆる「バブル崩壊」と呼ばれる状態である。 そのバブルがオーストラリアでまさにはじけようとしているのではないか、という記事を見つけたので紹介しておく。 Macro Business(2010年11月16日): Deep T – The Capital Rort →「資本の不正利用」という表題。穏やかではない。 この記事では、オーストラリアの金融機関(Australian Deposit taking Institution (“ADI”))に適用されている会計基準こそが、オーストラリア不動産市場でのバブルを生む要因になっている、という事実