安倍晋三首相は2日夜のBSフジ番組で、1日の日中首脳会談で李克強首相が歴史認識をめぐり日本を批判したことに対し、「日本は過去を教訓とし、自由で法の支配を尊び、人権を守る平和国家としての歩みを進めてきた」と反論したことを明らかにした。 番組での発言要旨は以下の通り。 【日中首脳会談】 歴史問題だけではなく、東シナ海の資源開発問題の協議再開や、海空連絡メカニズムの早期運用で努力することが決まった。ハイレベルの経済対話、外相の相互訪問も合意できた。大きな進歩だ。日中が経済面でも対話と協力を強化していくことは国際的な要請でもある。こうした要請にしっかり応えていく機運が中国でも出つつある。 【日韓首脳会談】 さまざまな課題があるからこそ、首脳同士が前提条件を付けずに率直に意見交換すべきだと言ってきたが、実現できた。新しい日韓関係を構築するスタートに立てた。建設的な雰囲気だが、お互いに主張すべきは率直