傑作ぞろいのマンゴールドのキャリア中では一見最もライトな印象を受ける。トム・クルーズとキャメロン・ディアスでなかったら日本では公開すらされなかったのではないか…。永久機関テクノロジーをめぐるCIAエージェントと武器商人たちの争奪戦。その中で演じられるさわやかなロマンスとテンポの良いコメディ。『トゥルー・ライズ』や『バード・オン・ワイヤー』などをおもわせる(どちらも90年代の作品だけど)、80年代〜90年代前半の映画群へのストレートな憧憬に戸惑わないわけではない。が、この手の映画にはどうしても点が甘くなってしまうのだな。空港で偶然ぶつかって知り合いになるロイ(トム・クルーズ)とジューン(キャメロン・ディアス)。飛行機の中で、ロマンチックな、あまりにロマンチックな会話をして、テンションが上がったジューンは化粧室で「ここで掴まえなくちゃやばいわよ」みたいなことを呟きながら念入りにメイク直し。その

