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2015年12月10日のブックマーク (2件)

  • 図で見る「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」

    (CNN) シリア北部からイラク中部に至る広大な土地を掌握するイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は、世界の指導者に懸念を抱かせる存在となった。今回はISISのルーツを明らかにし、同組織が何を支配し、どこから支援を受けているのかについて解説する。 ISISは、2004年に「イラクのアルカイダ」として発足し、その2年後にISISに改名した。ISISはオサマ・ビンラディン率いる国際テロ組織アルカイダと同盟を組み、またどちらもこの地域にイスラム独立国家の建設を目指す反西洋の過激派の武装グループであるなど共通点があった。一方で、ISISはアルカイダと異なり、より残忍かつ効果的な方法で奪取した領土を支配してきた。アルカイダは2014年はじめにISISとの関係を断ち切っている。 ISISは、戦場の混乱が落ち着くと、制圧した土地を支配するための統治機構を築く。閣僚や知事から財務・立法

    図で見る「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
  • コラム:シリアなど破綻国家に共通する要因、宗教にあらず

    [30日 ロイター] - 国連の気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)のため、今週パリに集まっている各国首脳の協議の場には、最近の過激派組織「イスラム国」による攻撃が影を落としている。 彼らが気候変動問題について考える際には、気候変動とイスラム国、さらにもっと広く、気候変動と政治不安が重なるのは単なる偶然ではないことを思い起こすべきだ。それは偶然どころか、むしろ21世紀の鍵となる現実かもしれないのである。 イスラム国の台頭は、2011年にシリアの現体制が都市部での反政府暴動にうまく対処できなかったことの直接的な結果である。こうした暴動は何の原因もないところから生じたわけではないし、単にチュニジア、リビア、エジプトといった国での反体制運動に触発されたものでもない。1990年代のシリアは、さまざまな民族・宗教グループが都市で共に働く、豊かになる一方の国だったのである。

    コラム:シリアなど破綻国家に共通する要因、宗教にあらず