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ブックマーク / number.bunshun.jp (5)

  • 武田勝の美しさ。~最も“自滅”しない投手~(小川勝)

    ダルビッシュの陰に隠れてはいるが、ダルをしのぐチームトップの防御率で好投を続けている武田勝。6月27日現在、2ゲーム差に迫ったソフトバンクからの首位奪還に向け、武田にかかる期待は大きい 「勝利投手」ほど、野球界で過大評価されている記録は他にない、と言っていい。年間で何勝したか、通算で何勝したか。しばしば、それが投手評価の最重要事として扱われる。 投手の勝利数は、ファンにとっては興味深い記録だが、投手の価値――チームへの貢献度を計るバロメーターとしては、あくまで目安に過ぎない。勝利数を第一に考えると、9回1失点の負け投手より、5回3失点の勝ち投手の方が優れた投球ということになってしまう。さらには「勝利投手」という記録自体が、守備陣の貢献に言及していない。実際には、「勝利投手」は該当者なしで、むしろ「勝利捕手」を記録した方がいいのでは、という試合もある。だから、勝利数こそ投手の勲章といった考え

    武田勝の美しさ。~最も“自滅”しない投手~(小川勝)
    dkj
    dkj 2011/06/29
  • 振り返ればハムがいる?他球団で活躍する元・日ハム選手達。(村瀬秀信)

    5月22日、横浜スタジアムでの日ハム戦。激しい雨で4回中断のノーゲームとなった試合だが、横浜ベンチ内では元・日ハム選手のひちょりがパフォーマンスを繰り広げて観客を大いに沸かせた やっぱり交流戦は面白い。 改めてそんなことを思わされた5月22日の横浜vs.日ハム戦。 試合開始当初から降り続いた雨は、4回表日ハムの攻撃中に勢いを増し、約30分間の中断となった。 その間にオーロラビジョンには森稀哲の野球選手モノマネが映し出された。 稲葉らしき模写? スレッジらしき模写? 正解はよくわからなかったが、ひちょりのベンチでのパフォーマンスには、古巣の日ハムベンチも大笑い。さらにベンチ前まで出て来たひちょりが「なに笑ってんだコラ」(推測)と、ハムのベンチを挑発すると、「やってやんよ」とばかりに小谷野がそれに応戦。横浜ベンチに歩み寄ったが、ひちょりはベンチ裏へ退散し、小谷野が引いたのを見るや、今

    振り返ればハムがいる?他球団で活躍する元・日ハム選手達。(村瀬秀信)
    dkj
    dkj 2011/05/23
    ハムファン的に良記事。
  • 35歳の“新人”、建山義紀。高揚と冷静の狭間で。~レンジャーズでのサバイバル~(四竈衛)

    「なんとなくウキウキしていると言うか、もっと落ち着かなきゃいけないな、と思うんです」 プロ13年目、35歳のレンジャーズ建山義紀は、キャンプ地アリゾナの真っ青な空の下で目を輝かせながら言った。メジャーでも屈指の充実した施設で汗を流す毎日は、新鮮かつ刺激的で、高揚感は隠しようがなかった。 セットアッパーという役割もあり、昨オフ、メジャー挑戦の意思を表明した時点で、建山への注目度はさほど高くなかった。その一方で、レンジャーズは早い時期から建山のメジャー志向をつかみ、入念な調査を続けていた。アジア担当スカウトの視察は30試合以上に及んだという。昨季、日ハムで58試合に登板し、自己ベストの防御率1.80の好成績を残したことで、獲得方針は即座に固まった。実際、昨年10月には建山自身がジャイアンツとのワールドシリーズを現地で観戦、11月30日に契約を結んだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事で

    35歳の“新人”、建山義紀。高揚と冷静の狭間で。~レンジャーズでのサバイバル~(四竈衛)
  • <欧州サッカー育成秘話> ギャレス・ベイル 「爆走する技と頭脳」(山中忍)

    今シーズン、大ブレイクを果たし、飛躍を遂げたトッテナムのギャレス・ベイル。 プレミアを席巻する若きウインガーはいかにして見出され、磨き上げられたのか。育成にまつわる逸話とともに、その成長の足跡をたどる。 昨秋のCLインテル戦2試合の活躍で、ギャレス・ベイルの評判は一躍ドーバー海峡を越えた。左サイドを爆走しては、ファーポスト内側に狙いを定めたシュートでハットトリックを決めた初戦。再びタッチライン沿いを独走し、完璧なクロスで2アシストを演じたリターンマッチ。トッテナムのウィンガーには、インテル役員の元名ウィンガー、ルイス・フィーゴも「驚異的」と舌を巻いた。 だが、素顔のベイルには「純朴」という表現がよく似合う。インテル戦の合間に与えられたオフを、海外ではなくウェールズの実家で過ごした話は有名。「スター誕生」とメディアで騒がれても、「サッカーを続けられれば幸せ」と至って謙虚だ。 ブレイクの下地は

    <欧州サッカー育成秘話> ギャレス・ベイル 「爆走する技と頭脳」(山中忍)
  • 本当に努力は才能を凌駕できるのか?“偉大なる凡人”小笠原道大という謎。(中村計)

    ここ10年間、ほとんど3割30塁打を記録している小笠原。どの打順に入ってもバントが少ないことでも有名 わからない選手だ。 巨人の小笠原道大のことである。 私事だが、私は小笠原と同い年だ。小笠原も私も千葉県出身。しかも同時期に県内の高校で野球部に所属していた。 だが私も含め、私の周りの野球仲間も当時の小笠原を記憶している人に遭遇したことがない。 小笠原の母校である暁星国際は、ちょうど小笠原の年代から野球に力を入れ始め、彼らが2年生のとき、全国高校野球選手権大会の千葉大会で準優勝を果たしている。ちょっとした番狂わせだった。 だが、のちに日産自動車を経由してヤクルトに入団したエースの北川哲也以外の記憶は、まったくといっていいほどない。 日ハムに入団した時も薄かった存在感。 そのころの県内では、東京学館浦安の石井一久(西武)が知名度では群を抜いていた。石井は前評判通り、高校卒業と同時にドラフト

    本当に努力は才能を凌駕できるのか?“偉大なる凡人”小笠原道大という謎。(中村計)
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