毎年10月の中旬、小江戸川越は年内最大のイベント・川越まつりで盛り上がります。 秋が深まるこの頃になると中心市街地は紅白幕が張られ、どこからともなくお囃子の練習が聴こえ、およそ370年続く歴史ある祭りを皆心待ちにします。 この市民参加型の川越が誇る一大イベントは国の重要無形民俗文化財に指定されており、さらに2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。 動く文化財・絢爛豪華な山車 市内の町内ごとに保有する山車は文化財に指定されているものも多数あり、上部にそれぞれの人形をのせ、お囃子と踊りを披露しながら市内を曳き回されます。趣向を凝らした機能美とその歴史的価値は必見! お囃子や踊りの見事な競演 ”曳っかわせ”(ひっかわせ)と呼ばれ、山車と山車が出会った時にお囃子と踊りの競演を行います。 盛り上がると急テンポのリズムで展開され、威勢の良い若衆のかけ声とともに祭りの雰囲気は最高潮に達しま