鍵開けて入店「無人書店」が人気 座席で2千冊心ゆくまで、キャッシュレスで決済 2020年5月24日 15:00 客が自分で鍵を開けて入店し、キャッシュレスで購入、出品もできる書店「セルフブックス」が、昨年11月に大津市二本松の商業施設「ブランチ大津京」内にオープンして半年が過ぎた。登録者は600人を超え、本を買うだけではない、多様な体験ができる店として人気が広がっている。 経営するのは、奈良市で無人書店「ふうせんかずら」を運営する平田幸一さん(59)。セルフブックスの利用は名前や住所、好きな本のジャンルなどを登録。解錠するためのIDを取得し、入店時に入力する。購入する場合はレジカウンターのタブレット端末で、クレジットカードやIC乗車券を使い、自身で精算する。 棚には、京都と大阪の3人の書店主が選んだ2千冊以上の本が並ぶ。絵本や希少な古書などを多く扱い、店内の椅子に腰掛けて自由に読める。平田