映画館数と公開映画本数と先日「「映画離れ」は「映画そのもの離れ」と「映画館離れ」」で民間調査会社による経年調査の結果から、いわゆる「映画離れ」は「映画そのもの離れ」と「映画館離れ」の2要素で構成されているとの解説をした。今回はそれに連なる形で、映画館そのもののすう勢について、一般社団法人日本映画製作者連盟が年ペースで更新公開している「日本映画産業統計」を基に、確認していくことにする。 まずは映画館そのものの数の流れ。御承知の通り昨今の映画館では、複数のスクリーンが用意されている「シネコン(シネマコンプレックス)」が主流となりつつあり、従来の1スクリーンのみの「通常型映画館」は数を減らしている。カウント数の仕組みの変更で統計において完全には連続性はないものの、映画館数(スクリーン数)は1993年に最小値を示した後、わずかずつだが増加を続けている。 ↑ 映画館数(スクリーン数)(-2013年)