唐津くんちで使われる曳山の修復作業が始まるのを前に、職人による傷や漆の確認作業が唐津市で行われています。 修復されるのは水主町の十三番曳山「鯱」です。31年ぶりの修復は、石川県輪島市で漆器の修理や販売を行う創業200年の「田谷漆器店」が行うことになり、11日は職人2人が漆の状態などを調査しました。この調査は年明けまで続き、その結果を踏まえて来年2月ごろ、本格的な修復作業が始まります。 修復実行委員会古瀬俊明実行委員長:「輪島で培われた技術をもって、この鯱が将来の世代にわたって引き継がれていくように立派に仕上げていただきたい」 修復にかかる費用は5300万円で、国や県などが負担します。来年9月上旬の完成を目指し、その後、お披露目される予定です。