headlines.yahoo.co.jp ↑新しく開発された性能の良いがんの検査法を、検診に応用する事が期待される、という内容の記事です。 まず前提として、がん検査について、 安価 簡便 低侵襲(身体への負担が小さい) 高感度(がんの人を陽性にしやすい) 高特異度(がんで無い人を陰性にしやすい) これら条件を備えたものが開発される事そのものは一般に、医学的に望ましいと言えます。 しかるに、高性能で安価・簡便な検査法が出来た時に(その方法が標榜通りであるか、の検討は別問題とします)、それをすぐに、検診に用いるべきだとか、検診による効果がもたらされるだろう、と安易に考えるべきではありません。 まずおさらいとして、検診とは、 症状が無い人の疾病を発見する事 を指します。そしてそのプロセスの結果、 症状が無い内に発見する場合よりも予後を良くする のを目的とします。ここで、多くの人が、 無症状の時