赤ちゃんにおむつはいらない三砂 ちづる 勁草書房 2009-08-29 売り上げランキング : 74615 Amazonで詳しく見る by G-Tools津田塾大学の三砂ちづる先生。女性は、本来どうあると女性として生きやすいかを研究している、本当の意味でのフェミニスト。理念じゃなく、実際の生活に密着している。その中で「育児」をテーマにしたのが本書。古老に尋ねる。東南アジアに調査にいく。保育園で観察する。どこまでも「実際」に密着するスタイル。調査を積み重ねた報告が並べられることで、本書はやたら厚い。読むのがしんどかった。でも、今までの専門家の提言が、理論や実験に基づいているため、どれだけ現状と懸け離れたものであるかが浮き彫りにされ、導かれる結論は興味深く有益なものです。 今の子どもたちは三歳過ぎまでオムツをしている。それが「常識」とされてます。でも、時代を遡ると、二歳くらいが「オムツの外しど