人類が人類となった原因は「ネオテニー」であるとする説が割と有力らしい。 これはL・ボルクが唱えた説であり、岸田秀や今西錦司などもこれを支持している。 この説によると、人間は猿の胎児の「幼形成熟」であるという。 その証拠に人間の赤ん坊は無能力で、成人しても体毛が少ない。 人間とは、いわば子供のまま大人になってしまった単なる劣った猿なのである。 しかし、子供であるということは、成長し、学ぶ期間が長いということであり、その結果、人間は知能を飛躍的に発達させることができたという。 納得である。 そして、これは人種間にも当てはまることであり、黒人が最も「大人」であり、白人がその次、黄色人種は最も「子供」であるという。 これは人種の発生の順序と同じであり、身体的特徴からも納得できることである。 日本人は、他の人種に比べて体毛は薄いし、体も小さい。 顔も扁平であって凹凸が少ない。 これらは、「子供」の特