「労働組合が与党の支持に回ったら…」 そんな動揺や危機感が、野党内に静かに広がっている。 労組と言えば野党支持で知られるが、ある有力労組が与党との連携を模索し始めたのだ。その労組とは、トヨタ自動車をはじめとするトヨタグループの労働組合。 内幕に迫った。 (金澤志江、宮川友理子、米津絵美、篠田彩、佐藤裕太) その兆しは9月に 「組合には、立憲民主党に抵抗感を持つ人が増えている」 ことし9月、ある組合の幹部がつぶやいた。 野党第1党の立憲民主党が合流を経て、150人規模に膨らんだ直後だ。 労働組合としていっそう連携を強化し歩み始めようという時に、一体どういうことなのか。真意を測りかねた。 「このことだったのかもしれない」 そんな事態が起きたのは2か月後のこと。 トヨタグループの労働組合が与党との連携を模索し始めたことが明るみとなったのだ。 “トヨタ”労組の決断 正式名称は「全トヨタ労働組合連合
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