静岡県浜松市は、市内に住むブラジル人を対象に初めて行った心の健康に関するアンケート調査の結果を公表した。 自殺を考えたことがある人が約1割、抑うつ状態にある人が約3割と、自殺率の国際比較で上位の日本人並みの高い水準にあり、経済状況の悪化などで深刻なストレスにさらされていることがわかった。 調査は、同市精神保健福祉センターが静岡文化芸術大学に委託し、2009年12月から10年2月にかけて行った。同市に外国人登録をしているブラジル人の16歳以上の男女のうち5000人に質問用紙を送り、回答した721人分を集計。このうち26人に面接での聞き取り調査も行った。 集計結果によると、08年秋のリーマンショック以降、経済や仕事、家庭の問題などでストレスを感じたと回答した人は「たまに」「よく」の合計で60・1%に、「2年前に比べて健康状態が悪くなった」とした人も16・6%に上った。 抑うつ状態の診断テストに
トップ > 静岡 > 9月18日の記事一覧 > 記事 【静岡】 ブラジル人も抑うつ傾向 浜松市が市民メンタル調査 2010年9月18日 原因の最多は「経済」 浜松市精神保健福祉センターは17日、初めて行った、ブラジル人市民のメンタルヘルス実態調査の結果を発表した。それによると、陽気なイメージのブラジル人の中でも、抑うつ傾向(気分が落ち込んでいる状態)の人が約3割を占め、日本人並みの結果に。同センターは、リーマンショックなどの経済状態の悪化の影響ではないかとみている。 (荘加卓嗣) 調査は昨年12月、外国人登録をしている16歳以上のブラジル人男女のうち、無作為抽出した5000人を対象に、質問紙に回答してもらう形で実施。721件の回答があり、さらにこのうち同意した26人に対して、メンタルヘルスの専門家が個別面接調査を実施した。 それによると、抑うつ状態を調べる質問に答えた508人のうち、抑うつ
「みんなのメンタルヘルス総合サイト」の情報は、令和5年4月より国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」に掲載しています。 秒後に以下のページへ移動します。 自動で移動しない場合は、アドレスをクリックしてください。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く