インドネシア労働省は、2019年の州別最低賃金の引き上げ幅を8.03%にすると発表した。これにより、2019年のジャカルタ特別州の最低賃金は、394万972ルピア(約2万9,163円、1ルピア=約0.0074円)となる見込みだ。 インドネシアでは政令2015年第78号により、翌年の州別最低賃金は「前年の9月から当該年の9月期の物価上昇率」と「前年第3・4四半期と当該年の第1・2四半期のGDP成長から得られたGDP成長率」の和で定められる。労働省は10月15日付の回状B.240/M.NAKER/PHI9SK-UPAH/X/2018号において、物価上昇率を2.88%、GDP成長率を5.15%と定め、これらの和から、翌年の州別最低賃金を8.03%とした。ただし、中部カリマンタン、西スラウェシ、西ヌサトゥンガラなど、2015年時点の最低賃金が適正生活水準値(KHL)に達していない5州は、同基準を超