【ジャカルタ=吉村英輝】インドネシアの首都ジャカルタ中心部で14日、商業施設などで爆弾テロが相次ぎ、現場周辺では銃撃戦も起きた。政府発表によれば、カナダ人ら2人が死亡し、警官5人を含む20人が負傷。容疑者5人も死亡した。ロイター通信によると、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。東南アジアで、ISが関与したとみられるテロが起きたのは初めて。 爆発の現場は、フランス大使館のならびにあり、外国人もよく利用するショッピングモール「サリナ」近くの警察詰め所。日本大使館からも近い。日本大使館によると、「邦人の被害情報はない」という。 また、近くの米コーヒーチェーン「スターバックス」でも爆発が発生。AP通信は、目撃した警備員の話として、犯人は少なくとも5人で、うち3人が自爆テロのかたちで爆発を起こしたと伝えた。この警備員は、襲撃犯は多くの手投げ弾や銃を携帯していたとも証言