要望、要求、要件 - たまゆら雑記要件定義を勉強し始めた頃、こんな話を聞きました。 要求には３種類あります。要望、要求、要件です。 お客様は要望、要求を対象にしています。我々ＳＥは要件を相手にしています。しかし、駄目なＳＥはお客様の要求をそのまま要件にします。違いを分かった上で、要件定義をやりましょう。 最初に聴いたとき、「そのとおり。良いこと聞いたなぁ。」と思い、今から思えば恥ずかしいことなのですが、いろいろな人に言っていました。でも、要件定義の世界に触れている時間が長くなるにつれ、疑問に思い始めました。それはなぜか？ 実は人によって要望、要求、要件の定義が異なるからです。 ある人は、 要求は、要求者の期待や願望である。 要件は、お客様との間で合意されたソフトウェアに対する機能や性能である。 ある人は 要求は、業務に関する要望である。 要件は、システムに関する要望である。 ある人は 要求は、漠然とした希望や願い、経営上期
