現在、日本のコンテンツ産業は、ゲーム業界に限らず、大きな変化の最中にあります。その一つのキーワードは、間違いなく「海外市場」です。エンターテイメントにお金を払う世代の高齢化が進行する一方で、少子化で下から新しく消費者層が入ってくることもない。かねてより言われてきたこの状況が、近年になって様々な現場でリアルな課題として、ついに浮上しているように思います。 潤沢な予算があれば優れたコンテンツが必ず生まれるわけではないが、やはり予算に制約があると優れたコンテンツは生まれにくくなる――それは事実でしょう。電ファミでも、日本のゲーム産業を取材していく中で、その不安はしばしば関係者の口から聞くことがあります。 その一方で、YouTubeやApp Store、あるいはPlayStation 4のようなグローバルプラットフォームの発展は、世界のコンテンツ市場をどんどん繋げています。例えば、『ダークソウル3