高校の修学旅行の夜、シティホテルに友人と宿泊したのだが、 その友人は陰毛のような髪をした底抜けに陽気な男で、 おい君、君はどんくらい腋毛が生えているか、としきりに尋ねてくる。 尋ねてくる分には可愛げがあるが、なあ少し腋をあげて見せてくれ、としきりに強請ってくる。 もう寝ようと提案するが、駄目だ見るまでは寝ないと駄々をこねる。これには閉口した。 僕がいやだよ、腋毛なんて他人に見せるもんか、と云うと、 じゃあ無理にでも見てやろうと、がっぷり四つに組み敷いてくる。 この陰毛男は、ひょろっとした体つきのくせして存外握力が強く、嫌がる僕の腕を 強引に持ち上げ、腋をじろじろ凝視してくる。 ふうん、なかなか毛深いね、とばかにしたように云うから、かっとして、 じゃあ君のも見せてみろと云ったら、やっこさん、喜んで万歳の姿勢をとる。 その腋毛が髪質とおなじ縮れた陰毛状だったから、 思わず、なんだ腋の下までチン