<済州航空>福島発変更 HIS「認められぬ」 韓国の格安航空会社(LCC)済州航空が東京電力福島第1原発事故を理由にチャーター便の発着地を福島空港から仙台空港に変更した問題で、ツアーを企画した旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が済州航空に変更理由の説明などを求めていることが1日、HISへの取材で分かった。HISは「(変更は)一方的で認められない」と主張。今週末にも済州航空と協議する方針だ。 チャーター便は今月18日に福島空港を出発、20日に戻る予定だった。到着地は仁川国際空港で、ソウルの南大門市場や水原(スウォン)にある世界遺産「水原華城」などを巡るツアーが組まれている。昨年12月に発売した約180席はほぼ完売で、大半が福島県民とみられる。 HISによると、済州航空から2月23日夜、発着地変更を突然、電子メールなどで伝えられた。HISは翌24日、認められないと伝えた。原発事故の健康被害に