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ブックマーク / kaorubunko.hatenablog.com (7)

  • うんこ屋敷の住人 - 薫の下流日記

    で読んだのだが、人は一生のうちで、平均8.8トンのうんこをするらしい。 石原さとみも、上戸彩も、剛力彩芽も(名前からして、剛力さんは9トンぐらいしそうだが)8.8トンのうんこをするのである。CM撮影や、ドラマの撮影や、上戸さんは授乳の合間にもしているのだが、下水道が完備されている現代社会では、そんなことはないかのようになっている。 石原さんや上戸さんや剛力さんの彼氏や夫は、目の前にいる彼女が、日常的にうんこをして、添い遂げるとやがて自分の側で8.8トンのうんこをする生身の人間の女であるという実感を持って共に生活しているわけだが、街角の広告や雑誌の表紙や、テレビをつけると流れてくるCMの彼女を見ると、いったいどんな感じ、リアリティがあるのだろう。 体とコピーというか、パーマンで言うところの、コピーロボットが何体もかわいさや色気を振りまいて出ているわけだが、同じ屋根の下で体はうんこをして

    うんこ屋敷の住人 - 薫の下流日記
    dobonkai
    dobonkai 2016/02/23
  • 童貞、東京に現る(9) - 薫の下流日記

    dobonkai
    dobonkai 2015/08/17
  • 童貞、東京に現る(8) - 薫の下流日記

    向かいに座っている、二十歳かそこらの女の子に、僕とセックスしてくれませんか、と突然手をさし出してみたいような気がした。その横に座っている中年の女性に、おばさん、お願いだから僕とセックスしてくれませんか、と言いたい気がした。もちろんどちらにも断られる。 ねえ看護師さん、と言っても断られ、妊婦さん、と言っても断られる。後藤芳子(ごとうよしこ)、という名前を知っていれば、後藤芳子さん僕とセックスをしてくれませんか、と声に出してその名前を呼びかけたかった。 人目につかない場所に行くと、着ている服を脱ぎ、はだいろの虫みたいな姿になって、みんなセックスをしているのだと思った。 隣を横目で見ると、妊娠しているひとの、その腹が見える。腹が膨れていた。お腹の中にいるのだから自分の子どもであることは間違いないのだ。子どもを孕むとはどういうことなのだろう。僕には一生わからない。別の生き物を宿して、それが中から出

    童貞、東京に現る(8) - 薫の下流日記
    dobonkai
    dobonkai 2015/08/17
  • 童貞、東京に現る(7) - 薫の下流日記

    次の日、目が覚めると携帯の着信ランプが点滅していて、約束通りちゃんと見せに行くこと、ヒロ子。と打たれたメールが入っていた。 夕方には、彼女からちゃんと見せに行ったのか、確認の電話がかかってくることにもなっている。昨日電話の終わりしなに、僕は最後の抵抗をした。なんでそんな、直ぐ行けなんて言われなければならないんだ、ということを言うと、将来女性にうつすかもしれないんだよ、そんな無責任で身勝手な人だとは思わなかったよ、ということを言い、そんな人ならもう電話はしないよ、明日確認の電話もするよ、と念を押されてしまったのだ。 そう言われてしまうと、もう行くよ、と言うしかない。 人があまりいないだろうと思われる午後三時に、僕は泌尿器科の藤澤医院を訪れた。初めて訪れる泌尿器科。緊張しつつ扉を開けようとしたとたん、僕は異変に気づいた。 確かに藤澤医院は泌尿器科だった。しかし、なぜか産婦人科までを兼ねている。

    童貞、東京に現る(7) - 薫の下流日記
    dobonkai
    dobonkai 2015/08/17
  • 童貞、東京に現る(6) - 薫の下流日記

    夜、電話が鳴らない。僕から掛けようかとも思うのだが、なんだか掛けづらい。僕から掛けても、いつものように繋がらないかもしれない。家族に詮索されたくないからといい、普段彼女は外などから電話を掛けてくる。 夜中になって、彼女から電話があった。僕は嫌な予感がしてしょうがなかったが、家族に詮索されないように、皆が寝静まるまで掛けなかったのだ、と僕にしてはできる限りポジティブに考えてることにして電話にでた。 でると、何か彼女の様子がおかしい。僕がもしもしと呼びかけても応えず、なんだかずっと黙っている。これはやっぱり別れを切り出されるのかと思うと(ただ電話で話をするだけの間柄なのだが)、「だましてないよね」と静かな声で僕にいきなり言ってくる。何のことだか僕にはさっぱりわからない。 その後も、彼女は呼びかけても何か考えごとでもしているのかあまりちゃんと応えない。僕はこういうときどうしていいのかわからないの

    童貞、東京に現る(6) - 薫の下流日記
    dobonkai
    dobonkai 2015/08/12
  • 童貞、東京に現る(2) - 薫の下流日記

    dobonkai
    dobonkai 2015/08/07
  • 童貞、東京に現る - 薫の下流日記

    なんで僕は病院に行き、検査などを受けなければならないのか。 自分のせいでそんな目にあうのなら、それはもう自業自得というもので、もうどうしようもないことだが、病院に行かなければならぬ理由を作ったのは僕ではない。 しかも僕が行かなければならなくなったのは泌尿器科だ。僕は普段、泌尿器を他人に見せ歩くような生活をおくってはいない。だからそんなところにいって診察を受けるのは恥ずかしい。僕の町に住む誰もが、泌尿器を見せ歩くような生活を送っていれば、僕も恥ずかしくはないのかもしれないが、僕の住む世の中はそうではない。 それに僕は、いい年してまだ童貞だ。誰かにそれを見せたことがない。そうなると、もうそれは泌尿器としてではないのだが、僕は泌尿器としてではない使い方を共同作業したことがなく、共同作業の回数を誇るような世の中で、僕は肩身が狭いし、泌尿器科は、恥ずかしいふりをしながらどこか誇らしげな顔を隠している

    童貞、東京に現る - 薫の下流日記
    dobonkai
    dobonkai 2015/08/07
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