プリパラSSらしきものを書きましたぷり。 相当重くて暗い話なのでご注意。 あとクロスオーバー的要素あります。 ・失われた無垢 pixivにも投稿しています。 スカイリム南東のリフテンにあるオナーホール孤児院は『親切者のグレロッド』と呼ばれる年老いたノルドの女が院長を務める孤児院だ。だが『親切者』とはたちの悪い冗談のようなもので、彼女はいつも子供達に対して厳しく当たる。 「仕事を怠ける者はもっと痛い目に遭うよ。分かったかい?」 今日もグレロッドの怒鳴り声が響く。炊事、洗濯、掃除、それらの雑用はほとんど全てが子供達の仕事だ。グレロッドも鍋をかき混ぜることもあるが、やってもやらなくても同じようなものだ。 グレロッドの一日は、酒を飲み、気まぐれに子供達を怒鳴りつけ、食べて寝る。ほとんどそれだけだ。上機嫌のこともあるが、大抵は何かにいらついて、子供達に八つ当たりをする。 罵声を浴びせるのは軽いほうで