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  • 「HUNTER×HUNTER」 レオリオの念能力を考えてみる|プリン味サワー

    特殊能力が登場する作品が好きです。能力について、あること無いこと考えるのも好きです。 というわけで、今回は「HUNTER×HUNTER」30巻で初登場したレオリオの念能力について、あること無いこと考えてみました。 ○レオリオの念能力は? 作中ではまだ明言されておらず、30巻でジンに使用した一度きりの描写から推測するしかありません。 少ない情報で仮定した、念能力の予想は以下のものです。 ①念を纏ったレオリオがA地点に触れる ②(念能力の有効範囲内にある)B地点を指定する(あるいは、B地点までエネルギーを操作する) ③レオリオがA地点に触れたエネルギーを、実体を伴ってB地点に出現させる このような感じです。 この仮設に基づいて30巻の該当シーンを見てみます。 ①レオリオが机(A地点)に拳を叩きつける ②ジンがいる場所(B地点)を出現ポイントに指定(エネルギーが移動) ③拳の形をしたエネルギーが

  • 「スピリットサークル」2輪目 フォン・2|プリン味サワー

    「その過去世を最初に思い出すのね。被害者のつもり?この卑怯者」 第1輪の感想はこちら "未来から過去に転生する"ことも水上作品では難しく考えずともアリでした。そこだけ補足しておきます。 第1話の感想では触れていませんでしたが、レイが石神さんの前世だと思っていたので、すっかり騙されました。あと、まさか主人公の首が飛ぶとは…など、2話目にして既に色々と驚かされています。 2話目にして第2章およびフォンの出番は(ひとまず?)終了のようです。 フォンは精霊が見える眼を持っていて、現世の主人公である風太にも受け継がれているので重要な役割を果たすかと思いきや首を刎ねられて絶命してしまいました。フォンの役割は"恨みを持って死ぬこと"だけだとやりきれないので、望んでいた"戦士として生まれること"が3章の主人公に継がれていればいいなと。 あと、フォンについてこれは言っておきたいなというコマがありました。 武

  • この世界で生きるために  田村由美「7SEEDS」22巻|プリン味サワー

    「世界を知るのは 誰かと分かち合いたいからだ」 「7SEEDS」22巻が発売しました。表紙の花が大人っぽ見えて、ひとまわり成長した印象を受けます チームでいえば夏Bが1番好きで、今回収録されている分はFlowersで既に読んでいたので「あまりテンションが上がらない新刊だな」と思っていたのですが、通して読むと他の巻や今までの展開に引けを取らずちゃんと面白いじゃないか!ということで反省しました ちょいちょいグロさもありつつ、上げて落としてくるのが「7SEEDS」だよなと最初の1話の"お肉"で思い知らされた22巻。二局面ながらしっかりと進んでいるので、その辺を上手く捉えていきたいです ○女の友情 表紙を見てわかるように、22巻で久々に「春のチーム」の藤子とちさが登場します。当に久々すぎて覚えていない人もいそうなくらいです。そういう時は最初から読み返しましょう。新しい発見があるのでオススメです

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    dododod 2012/06/18
  • 全ての金玉に災いあれ! 架神恭介/横田卓馬「戦闘破壊学園ダンゲロス」1巻|プリン味サワー

    「この先ダンゲロス!」 てめえが行こうとしているトコは"魔人"どもの巣窟・・ 泣く子も黙る・・っ "戦闘破壊学園ダンゲロス"なんだよ!! コミックス発売をずっと待ち望んでいた「ダンゲロス」1巻がついに発売しました! ずっと待ち望んでいた理由はというと、1つはネット上では既に相当有名な横田卓馬先生の初コミックスだからです。プロデビュー前にネットで公開していた数々の作品は大好きで何度も読みました もう1つは既に読んでいた小説版、つまりこの漫画の原作が、かなり面白いと知っていたからです。コミカライズされるとどうなるんだろう、という期待感がありました そしてもう1つ。この「ダンゲロス」という作品はThe 男爵ディーノの管理人・かがみさんが考案したゲーム(TRPG)が元になっています。その、TRPGに自分も少しだけ参加していた時期があるからです。どのキャラとは言いませんが、何とこの漫画版「ダンゲロス

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    dododod 2012/06/12
    原作既読だけど面白かった。ストレスがないというかちょうだいい
  • 「惑星のさみだれ」 「願い事」と運命の強さの話|プリン味サワー

    「惑星のさみだれ」を読み返していて気になることがありました それは2話の冒頭でノイのセリフです 「願いを一つ叶えてやる お前にはその権利がある。指輪に運命を縛られし者よ」 水上悟史「惑星のさみだれ」1巻 28ページ 最後まで読んでも、作中で「指輪に運命を縛られし者」がどういうことだったのか説明はありませんでした。が、意識して読むと自分なりの答えが見つかった気がするので、つらつらと書いてみることにしました ○「願い事」と指輪 まず前提から 雨宮夕日をはじめとする「獣の騎士団」12人と、彼らが守護する「姫」朝日奈さみだれは、魔法使い・アニムスと戦う運命に巻き込まれたことへの対価として「願い事」を1つ叶えてもらえる権利を得ました ただし、これだと少し説明不足で、「魔法使いをやっつけて!」という花子の願い、「アカシックレコードを掌握したい」という風巻さんの願いが却下されたことから"精霊・アニマの超

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    dododod 2012/06/10
  • 「7SEEDS」 生まれ変わる花|プリン味サワー

    出ました「7SEEDS」21巻。 住んでいる地域の関係と、日曜日挟んでいるので来なら1日遅れて明日が最速入手の日なのですが、通販の力を借りて1日手に入れることが出来ました。せっかくなのでその日のうちに感想らしきものを書いてみます。 まとめて21巻感想にしてしまいたかったのですが、久々のキャラ大量出演でかなり内容が詰まっているので、今回は花についてのみ書きます。 21巻は長かった「小暑の章」が23話にて完結します。 なんですが、冒頭に収録されている22話目は、夏Bから少し視点を変えて新エピソードの前振りのように花が復活する様子が描かれます。当り前のように生きていると信じていたので驚きはしなかったんですが、別の意味で驚きました。なぜか花が子供に!そのせいで最初に読んだ時は、前々から今後の展開の可能性の1つとして予想していた「花が記憶喪失になる」が現実になってしまったのかなと思ってしまいました

  • 「7SEEDS」 虹子の選択について考えてみる|プリン味サワーEX

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    dododod 2011/12/08
  • 田村由美「7SEEDS」1巻|プリン味サワーEX

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    dododod 2011/11/04
  • 「HUNTER×HUNTER」 蟻編ラストを予想してみる|プリン味サワーEX

    ※妄想です。 315話までの内容を含みます。単行派の方はご注意を。  「HUNTER×HUNTER」キメラアント編が終わりそうです。 315話からエピローグに突入し、30巻収録分で終わりそうな感じです。 感想をチラッと見た感じでは、メルエムとコムギの軍儀対決をスッ飛ばしたみたいなのも見かけましたが、描かれる前提で予想していきます。 【1】時系列を無視して生き残ったサブキャラの話を先に描いたわけ  314話ラスト(メルエムがコムギを起こすシーン)から315話で時間と場面がジャンプしているのはなぜかという話。 これは"蟻"として生きることを選んだキメラアントが結果としてもういないことを描きたかったからなのかなと。 長いこと謎だったシドレの正体が判明し、また放置されていたヒナも"人"側へ行きました。これによって純粋に蟻として生きるキメラアントはいなくなりました。 ということは、メルエムの死より

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    dododod 2011/09/14
  • 「なにかもちがってますか」 「殺す」と「コロす」|プリン味サワー

    表情と発言が違う、というのは漫画ならではの表現の1つであると思っています。 満腹じゃないのに「満腹だぁ」と言ってしまうマサルさんが真っ先に思い浮かんだので貼りましたが、探せば他にも色々あるはず。怒っているのに顔は平静を保っている、とか、照れて顔が真っ赤なのに言葉では嬉しくないフリをしている、とか。1つの作品にそういうシーンが無いほうが珍しいかもしれません。 「漫画ならでは」と言ったのは、音が無いのに言葉が見えるから、そして表情が描かれているからです。 そんな、漫画ならではのシーンを「なにかもちがってますか」から1つ紹介。 ここで共通しているのは「ころす」という言葉。 片方は「殺す」と言い、もう片方は「コロす」と言っています。 右のコマ「殺す」と言った一社くん(下に貼ってある表紙の少年)と、左のコマ「コロす」と言ったカメさん、この2人が今この瞬間にケンカしたら勝つのはカメさんでしょう。(もし

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    dododod 2011/08/11
  • 「ぼくらの」 マチ編の隠喩の話|プリン味サワー

    「ぼくらの」より、マチ編(の鬼頭先生)はこれまでの行動との対比をすると残酷だな…という話。 「だからお兄ちゃん、最高のサポートをしてね。」 (「ぼくらの」鬼頭莫宏 10巻/27ページ) まずは「最高のサポート」の話。これはセリフというより絵のリンクの話になるんですが。 あんまり詳しく話すと酷いネタバレになるので言いませんけど、結果としてコエムシがマチに対して行った行動=「最高のサポート」はこの構図の真逆だよね、という話。どういう風に実行したのかしばらく悩んでいたんですけど、何回か読み返して気づきました。このコマみたいにキュッとしたのでしょう。 未読でネタバレ踏んでもいいやって人のために反転ネタバレでもう少し詳しい話を書くと↓ 画像のマチという女の子は、搭乗すると必ず死に、乗らないで時間経過するor負けると地球が滅亡する迷惑ロボット・ジアースのパイロットとなる順番がまわってきています。が

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    dododod 2011/08/10
  • 大人の嬉し泣きについて考えてみた|プリン味サワーEX

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    dododod 2011/08/06
  • 藤田和日郎「月光条例」12巻 プリン味サワー

  • 鬼頭莫宏「なにかもちがってますか」1巻|プリン味サワー

    「一社くんの言ってること何となくわからなくもない気がするけど なにかまちがってると思う」 これぞ鬼頭先生の分。非日常的な力を得た少年と、その力を使って世の中を正そうとする少年の"間違った"物語「なにもちがってますか」1巻。危険な力を手にして、中学生くらいの不安定な少年少女が力に陶酔し、翻弄されるというのはいつものことですが、今回は破滅に向かう物語のような気がして今から恐ろしいです。しかし、惹きこまれてしまうのがそれこそ鬼頭作品の恐ろしさであり、魅力でもあるのだなとこの作品を読んで再認識しました。 作品のタイトル「なにかもちがってますか」とは、主役2人の行動が間違っていることを"もちがって"いるというように表しています。少しだけネタバレをすると、主人公の能力がたった一文字の"入れ替え"と結びつきが強いので読み終わってみると「そういうことなのか」と思わずにはいられない"巧いタイトル"であるな

  • プリン味サワー: 「惑星のさみだれ」 アニマの涙の意味

    【宣伝】 漫画系のサイトによる年末ランキング企画このマンガが凄いから読め!が今年も開催されるそうです。 サイト持ってることが条件なので宣伝してもあんまり意味無いかもしれませんが、興味ある方は覗いてみてください。 今回はアニマについて。 彼女も完結巻である10巻を読んで理解が深まったキャラクターの1人です。 前回書いた「ライバルとしての東雲三日月について」の更新の「9巻までの描写が不足しているのでは」という場合とは違って、アニマの場合は「10巻で新しい面が出た」ので、それを上手く消化できたらなと思って書いています。 (できたらな、とは言いつつ、自分の中では消化できているので確認のために書くようなものですが) まずは10巻で見せた「新しい面」について。 おにいちゃ… ごめん……もっと早く止めて……あげられなくて… 水上悟志「惑星のさみだれ」10巻 8,9ページ アニスムの死を機にアニマは感情を

  • 「惑星のさみだれ」 "ライバル"東雲三日月について|プリン味サワー

    【2010年12月更新の再掲です】 「惑星のさみだれ」の主人公・雨宮夕日の仲間でありライバルでもある東雲三日月についての話。 9巻時点までだと「ライバル」というポジションで見た場合、イマイチよくわからないキャラクターだったんですが、最後の最後で腑に落ちたので、自分なりにまとめてみます。 ○壁として立ちふさがる「ライバル」 「お前が お前の運命が兄貴を殺したんだからな お前は兄貴より運命的に強い 兄貴より強いお前を越えればいいんだ 兄貴の運命に背中を押されお前は生きた お前の運命が兄貴を喰ったんだ!! 」 水上悟史「惑星のさみだれ」2巻 199,200ページ 東雲三日月が「惑星のさみだれ」に登場したのは2巻の終わりです。 彼は、夕日を救う代わりに命を落とした東雲半月の弟であり、超えられなかった兄よりも「運命的に強い」と認めた夕日を標的に定め、また、ヒロインのさみだれに恋をすることで「ライバル

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    dododod 2010/12/02
  • プリン味サワー: 「少女ファイト」 隣接するのが不思議な2コマの話

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    dododod 2010/11/02
    唐突に切り替わるさ
  • プリン味サワー: 「シグルイ」 "士"に囚われた男、囚われなかった男

    これです。源之助は虎眼が与えてくれた"士(さむらい)"という身分を何よりも大事にしていました。 それこそ囚われすぎているくらいで、そのことがあのような結末を迎えてしまったと言えます。 というように、心情の部分はどこまでも"士"であった源之助と、そうではなかった清玄なのですが、御前試合に限ってはこの関係が逆転してるように思えます。 右手が無いことで完全な「流れ星」が放てなくなった源之助は、三重が妖刀"七丁念仏"からヒントを得て「剣を投げる」という戦法で御前試合に臨みます。 ……果たして、これのどこが"士"なのでしょう。 いや、そういう戦法もあるのかもしれませんが、「虎眼流としての藤木源之助」にはおよそ似つかわしくありません。 例えば自身で編み出したならともかく、剣士でない三重からヒントを得ているのですから。 一方の清玄は自分の生み出した「無明逆流れ」を最後まで使い続けました。 これは自分の足

    dododod
    dododod 2010/10/24
    最終巻
  • プリン味サワー: 「ドリフターズ」 個性的な「黒」がもたらす演出の話

    今更ですが「ドリフターズ」について。 死に様が不明瞭である歴史上の人物が「漂流者(ドリフターズ)」として異世界に召喚され―という話。 今の所は異世界に漂着して、村に住むエルフ達を束ねて戦えるようにしてあげるみたいな初期の段階ですが、たぶん今後は悲劇の死を遂げた歴史上の人物が転生した「廃棄物(エンズ)」と、それを率いる黒王との戦いへシフトしていきそうな感じ。 世界史はサッパリなんですが、日史は好きなので、平野先生の痺れるキャラメイクで日の偉人達がどのように蘇るのかも話の内容と同じくらい楽しみです。 というような話の内容についてではなく、今回は演出の話。 この「ドリフターズ」が自分にとっては初めての平野耕太作品なので、散々言われてることかもしれませんが、とにかく黒(ベタ)の使い方が格好良いです。 背景の暗い部分や人物の影のように、影の出来る部分をしっかりと塗り潰すことで画面が締まって1ペー

  • 「7SEEDS」 涼の抱える「秘密」とまだ終わらない「テスト」|プリン味サワー

    隕石落下による天変地異から人類を救済するため、政府が考案した「7SEEDS」計画。 夏のBチームはAチームから離脱した二人と合流し、航海にでた。 船上では命に関わるトラブルに幾度となくあうが、それはAチームの二人が仕組んだ"テスト"だった。 緊迫する状況下で、己の力が試される――!! (単行裏表紙より) 「7SEEDS」18巻です。 前の巻から引き続き夏Bチームの試練が続きます。 「テスト」と称しているせいか、夏Aの選抜テスト編と同じように「曲名」がサブタイトルになっています。 ただ、夏Bは一般人からの選出ということで、夏Aの時と違って邦楽のヒット曲であるというのが面白いです。 と言っても、知らない曲もあったので検索してみたところ「人形の家」というタイトルの曲は戯曲にも邦楽にもあるみたいです。 ちょうど安居が「茂ともう一度ここを登る」と決意を固めた回なので、やっぱり夏Aの二人の転機になり