世界で最も飲まれているアルコール飲料の1つであるビールには、ラガーやピルスナー、エールなどさまざまな種類がありますが、19世紀以降はラガーがビールマーケットの主流となっています。ビールの歴史の中でも比較的に新参者であるラガーがどうやって誕生し、市場のトップに君臨したのか、ビールの歴史とともに振り返るムービー「LAGER」が公開中です。 LAGER - YouTube ◆1:ラガーvsエール ビールを大きく分けると、ラガーとエールの2種類に分類できます。 エールが暖かい温度で上面発酵させるのに対して、ラガーは冷たい温度で下面発酵で醸造される、というのが両者の大きな違い。 エールはサッカロマイセス・セルビシエという出芽酵母を用いて、15度~24度で発酵されます。 また、エールの醸造シーズンは限定されており、春と秋のみ。 軟水しか出ないドイツのバイエルン地方では、硬水でなければ酵母が活動しにくい