”弁護士の着服20億円超” というタイトルの記事が、 12月20日発行の某新聞社の一面に掲載されました。 記事の概要をご説明すると、 悪徳弁護士が過去三年間で依頼者の財産や着手金を 着服・だまし取った事件の被害総額が20億円にのぼり、 日本弁護士会は 被害者に一定額を給付する、 救済制度創設の検討を始めた。 とのことでした。 誠実に仕事をしている法律家にとっては、 なんとも迷惑な話です。 一部の糞野郎のせいで業界全体の信用が失われます。 記事によれば、こういった事件が増加する原因として、 ①弁護士始めとする士業の増加 ②成年後見制度利用者の増加 が挙げられていました。 士業の数が増加してゴハンが食べられなくなって、 犯罪を犯すクサレ士業は問題外として、 今日は成年後見制度の問題点について考えてみましょう。 成年後見制度の落とし穴 まずはじめに、成年後見制度どのような制度か? 成年後見制度と