2010年9月7日のブックマーク (2件)

  • 経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ/エドワード・S・リード: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「いわゆる情報化時代のアイロニーには、当惑をおぼえざるを得ない」。 このの著者であり、アフォーダンス理論の創始者J.J.ギブソンの流れを引くエドワード・S・リードでそう書いて、「経験のための戦い」をはじめます。 情報を処理し伝達するためのテクノロジーはここ数十年で急速に進んだが、テクノロジーのこの進歩にもかかわらず、人々のあいだの、意味にみちたコミュニケーションは、はなはだ退化しつつある。 と続けながら。 この情報化時代にあって、人々が経験から積極的に意味を形作り、経験から知を獲得することから離れて、すでに加工済みのテキスト情報や動画情報などを受動的に受け取ることやその情報の加工や処理ばかりに、時間や労力を費やすことを、著者は問題にするのです。 それが日常生活のみならず、

  • 新しい上司:イントロ - たけみたの脱社会学日記

    ルーマン私訳一覧へ戻る Niklas Luhmann, Der neue Chef, Verwaltungsarchiv 53 (1962), S. 11-24 イントロ|第一節 |第二節 |第三節 官僚制的行政では、原則として、非人格的な労働様式が求められる。その前提として、官僚制では、行動期待の確実性が高くなるような仕組みが整えられている。公務員の日常業務は規則によって統制されており、それゆえに、公務員仕事中に感情を表に出さないですむようになっているのだ。 ところが、それがうまくいかなくなることもある。いろいろな状況が考えられるが、少なくともそのうちの一つは、ある程度の期間をはさんで不可避的に発生する。それは、新しい上司が着任する、という状況だ。課長、部長、役所全体の長、と、どの水準でも、上司の交代というのは行政分野では実に日常的な出来事だ。選挙の結果が出て、新政権の成立が予定される

    新しい上司:イントロ - たけみたの脱社会学日記