2012年5月3日のブックマーク (4件)

  • 柳田國男vs.フレイザー? - Living, Loving, Thinking, Again

    旅する巨人―宮常一と渋沢敬三 (文春文庫) 作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/04/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 38回この商品を含むブログ (54件) を見る 佐野眞一『旅する巨人』*1から岡正雄についてメモしようと思ったのだが、その前に(それと関連して)、柳田國男とフレイザーについて。 岡が柳田に会ったのは、卒業論文を書く際、自分で翻訳して参考にしたフレイザーの『王制の呪的起源』の序文を柳田に書いてもらおうと考えていたためだった。岡は同じフレイザーの大著『金枝篇』*2も、東大新人会の佐野学*3から原書で借りてすでに読んでおり、穀霊である神聖王の殺害によって王権が更新されるというフレイザーの学説は、新興のエスノロジーを目指していた岡にとって新鮮な驚きだった。 ところが柳田は、岡の申し出を言下に拒否したばかりか、出版するなら妨害するというまで

    柳田國男vs.フレイザー? - Living, Loving, Thinking, Again
  • 佐野眞一『旅する巨人』 - Living, Loving, Thinking, Again

    旅する巨人―宮常一と渋沢敬三 (文春文庫) 作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/04/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 38回この商品を含むブログ (54件) を見る 佐野眞一『旅する巨人 宮常一と渋沢敬三』*1を読了したのは先々週のこと。 第一章 周防大島 第二章 護摩をのむ 第三章 渋沢家の方へ 第四章 廃嫡訴訟 第五章 恋文の束 第六章 偉大なるパトロン 第七章 父の童謡 第八章 大東亜の頃 第九章 悲劇の総裁 第十章 ”ニコ没”の孤影 第十一章 萩の花 第十二章 八学会連合 第十三章 対馬にて 第十四章 土佐源氏の謎 第十五章 角栄の弔辞 第十六章 長い道 あとがき 文庫版あとがき 関係人物略年譜 取材協力者一覧 主要参考文献一覧 解説(稲泉連) 人名索引 宮常一と渋沢敬三の伝記。著者によると、「はじめは宮単独の評伝をと考えていたが、

    佐野眞一『旅する巨人』 - Living, Loving, Thinking, Again
  • こどもセンター職員一同より緊急のお願いです - 今日のセンター

    「来年2013年度にこどもの家事業を廃止する」 橋下市長率いる大阪市改革プロジェクトにより児童の放課後事業に対する見直し案が発表されました。これは「こどもの家」「学童保育」を廃止し、小学校の「いきいき教室」だけを残すというものです。 「こどもの家事業」が無くなればどうなるでしょうか?一緒に考えてみましょう。 その① 児童とは0歳から18歳のこどものことを言います。小学生だけではありません。保育園の子、中学生、高校生、特別支援学校に通っている子もいます。学校が終わった後、そのみんながいきいきのある小学校にいけるのでしょうか? その② 土曜日や長期休みのときのお昼ご飯は学校で作れるのでしょうか? その③ こどもセンターが1974年から続けている夜のこども会は学校で行うことが出来るのでしょうか? その④ 親の会は、夜に学校で出来るのでしょうか? その⑤ いつでも相談やお喋りをしに行けるのでしょう

    こどもセンター職員一同より緊急のお願いです - 今日のセンター
    dohenkutsu
    dohenkutsu 2012/05/03
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  • 大阪維新の会のエセ科学的「家庭教育支援条例(案)」逐条批判[絵文録ことのは]2012/05/03

    大阪維新の会大阪市会議員団が提出しようとしている「家庭教育支援条例(案)」が大きな批判を浴びている。特に「発達障害は親の育て方が悪いから」というエセ科学理論を前提とした提案であることが批判の的となっている。エセ科学と伝統偽装に裏打ちされた提案は、現実には害悪しかもたらさないだろう。 この条例の思想のバックボーンには、ある一般財団法人が絡んでいることも見逃せないポイントだ。その財団法人の付与する民間資格を支援するとも明記されている。 以下、自由法曹団のサイトで公開された「大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1~23条)」をもとに、逐条批判していきたい。 全体 家庭教育支援条例 (案) 平成24年5月 「大阪維新の会」 大阪市会議員団 * 第1章 総則 * 第2章 保護者への支援 * 第3章 親になるための学びの支援 * 第4章 発達障害、虐待等の予防・防止 * 第5章