いまでは詳細な内容は覚えていないのですが、「どうも、管理会計制度は理論どおりに導入を進めれば、うまくいくというものではないらしい」ということを自分なりに理解できたと考えています。 今回、改めて、この本のタイトルを思い出し、調べてみたところ、当時、管理会計の世界では必読書と言われていたそうです。 この本の著者の一人、ロバート・キャプランはこの後、ABC(活動基準原価計算)やデビット・ノートンと一緒に「バランスト・スコアカード」を生み出していった会計学の権威の方です。 管理会計や原価計算は進化していない?改めて、ネットで調べてみたところ、以下の論文が参考になりました。 『レレバンス・ロストの再考』 三木 僚祐(摂南大学准教授) 経営情報研究 第20巻第1号(2012年9月) この論文からキャプランの主張を引用します。 「DuPont(1903 年)と、General Motors の再編成(1