冠水した「大曲の花火」の有料自由観覧エリア(25日午前6時54分、秋田県大仙市の雄物川河川敷で)=市川憲司撮影 前線を伴った低気圧が北海道付近を進んだ影響で、25日は北陸や東北、北海道を中心に激しい雨が降った。 気象庁によると、仙台市は35日連続の降雨となり、1934年に記録した降水連続日数に並んだ。 25日午前10時までに観測した1時間雨量の最大値は、石川県七尾市で69・5ミリ、秋田県仙北市で49・5ミリ、北海道石狩市で20ミリなど。仙台市では1・5ミリの小雨が降った。 25日昼過ぎにかけて大雨が続く見込みで、気象庁は浸水や土砂災害への警戒を呼びかけている。26日朝までの24時間に予想される雨量は、北陸150ミリ、東北100ミリ、北海道60ミリ。 24日から大雨に見舞われた秋田県大仙市では雄物(おもの)川が増水し、市内3か所で氾濫。25日朝には、369世帯833人に避難指示が出された。