伊那市の伊那図書館は、切り抜きや線引き、書き込みなどの「被害」を受けた図書を1階ロビーに展示し、利用者にモラルの向上を呼び掛けている。絵本や小説、美術書、実用書などさまざま。中には、現在は絶版となっており、代替品購入の見込みが立たない本もある。同館は「ごく一部の方のために、ほかの借りたい方に多大な迷惑がかかっている。絶対にやめてほしい」と強く訴えている。 図書への書き込みなどの事例は昔からあったが、最近になって、十数ページ分がはさみで切り取られた美術書や、総ページ数の5分の4以上を蛍光ペンで文字が線引きされた実用書、水浸しになったのにもかかわらず何の説明もなく返却された絵本など、悪質な事例が増え、展示公開に踏み切った。 同館によると、鉛筆での線引きは消しゴムで消せるが、蛍光ペンやボールペンなどは消えないため、すべて除籍処分になるという。切り抜きや穴明きも「本としての価値がなくなる」とし
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