前回のエントリー日本のSI業界でこそ、専門の技術者の必要性がもっと見直されるべきではないのか? - 達人プログラマーを目指してで、「技術の専門家」という言葉を用いたのですが、人によってこの言葉に対してイメージするものが結構違うのではないかと思います。この点に関して、ちょっと補足させてください。 一般的なイメージだと「匠」という言葉を聞いてイメージするのは、その道何十年、ひたすら同じ作業を繰り返すことで特定の技を極めるような仕事を想像してしまいます。実際、車の車体の細かい傷を一瞬で判別してしまうような熟練工の技といったものは簡単に身に付くものではありません。陶芸家とかバイオリンのマイスターなども同じようなイメージですし、ピアニスト、将棋棋士、野球選手などプロフェッショナルな職業はそのように長い時間をかけて道を究めるといったところがあります。同じ専門家でもちょっと毛色が違うところがありますが、