小学生の頃、ませた同級生から、女性のあそこには穴があるらしい、と教えられて、「?」となった。 ゴルフのグリーン上のカップを想像する。 だって穴と云ったらあれだろう。 本当にあんなのがぽっかりと開いているのだろうか。 さらに、3つあるらしい、という続報を受けて、「?」がいっそう巨大化する。 新たに思い浮かべたのは、ボウリングの球に開いている穴である。 だって3つの穴と云ったらあれだろう。 今振り返ると、子供ネットワークの情報を元にしてどこまでイメージを膨らませても、現実には全然近づけていなかったことがわかる。 インターネットなど影も形もない時代のことである。 それにしても、と改めて思う。 あれはやっぱり穴とは云い難いんじゃないか。 耳の穴とか鼻の穴の方がずっと穴らしい穴だ。 臍でさえもうちょっとは穴だろう。 その頃の思い出のひとつは、辞書で「セックス」とか「性交」とか「交合」とか「まぐわい」