早くも孤立する震災仮設住宅の高齢者、テレビを見て寝るだけの日々が続く(1) - 11/09/15 | 14:13 東京電力福島第一原子力発電所事故で避難生活を余儀なくされている青木正一さん(右下写真、79)は、7月30日から福島県いわき市内の「高久第十応急仮設住宅」での生活を始めた。その青木さんがぽつりと語る。「ここではやることがない」。 原発事故前に暮らしていた楢葉町の自宅では庭仕事が日課だったが、「今はテレビを見て寝るだけの生活」(青木さん)。自家用車は息子(51)が使用しているため、外出もままならない。近所にも顔見知りの人はほとんどなく、集会所にも入ったことはないという。 同じく楢葉町から避難してきた橋本英次郎さん(79)、歌子さん(75)夫婦も同じような生活を送る。 「外を眺めたりテレビを見たりして一日ぼんやりしているだけ」(歌子さん)。 英次郎さんも「やることがなくて頭が