(CNN) 米国人の10人に9人は基準量を超える塩分を毎日摂取していることが、米疾病対策センター(CDC)の新たな報告で明らかになった。 CDCの研究チームが米国の成人約5000人を対象に調査した結果、1日の塩分摂取量はナトリウム換算で平均約3500ミリグラムと、適正摂取量の上限とされる2300ミリグラムの2倍近くに達していることが分かった。 CDCによると、塩分の過剰摂取は高血圧の原因となり、脳卒中や心臓病、腎臓病のリスクを高める恐れがある。すでに高リスクと診断されているケースでは1500ミリグラム未満が適正摂取量とされるが、政府の諮問機関は、この基準を一般の米国人にも適用するべきだと提言している。 研究チームによると、米国人が摂取する塩分の3分の2近くがピザやクッキー、パンなど穀物を加工した食品や加工肉に含まれていた。パンやクッキー、クラッカーなどには塩分が含まれるが、必ずしも塩味を感