アメリカでは、不況になると起業する若者の数が増えるのはなぜ? 成功する起業家が失敗を恐れないのはなぜ? 起業のメッカ、シリコンバレーのスタンフォード大学で起業家育成コースを教えるティナ・シーリグによると、すべての答えは失敗やチャンスをどう捉えるかにある。著書『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』(邦訳・CCCメディアハウス)の中で、自分自身の手で人生を切り開く極意と面白さを語りかけるシーリグに、本誌・小暮聡子が聞いた。 ──著書の中で、「キャリア・プランニングは外国旅行に似ている。予定になかったことが一番面白い」と書いていたが。 独創的な人間になるには、世の中を外国人旅行者のような目で見る必要がある。外国人は思い込みを持たずに、新鮮な目で物事を見られるから。 ──今回はあなた自身が日本に初来日した外国人だ。新しい発見はあったか。 日本の文化はとても歴史が深い。