北京(CNN) 試合の内容とともにテレビ中継のコマーシャルでも例年注目を集める米プロフットボール(NFL)の王者決定戦スーパーボウルで、共同購入クーポンサイトの米グルーポンがチベットを題材にしたコマーシャルを放映したことに対し、中国のネットユーザーらから「無神経だ」などと怒りの声があがっている。 6日のスーパーボウル中継で流れた問題のコマーシャルでは、俳優ティモシー・ハットンが「チベットの人々は窮地に立っている。彼らの文化が危機にさらされている」と真剣な口調で訴えたかと思うと途中で調子を変え、「それでもかれらのフィッシュカレーは最高さ」と話しながら、グルーポンを利用すればシカゴにあるヒマラヤ料理レストランで半額サービスが受けられると宣伝した。 「チベット支援」という高尚なテーマが「お得な割引」という卑近な話題にすり替わる面白さを狙ったジョークだった。しかしチベットとの間で宗教、人権、政治上