中国に食ならぬ職を求めるビジネスパーソンが増えている。厳しい競争に身を置き、自らを鍛えたいというのがその動機。社員が自らの成長を重ねにくくなった日本企業の現実がある。 人材紹介事業を手がけるパソナグループは、子会社のパソナグローバルとともに「JOB博 CHINA」を9月11日に東京で開催した。休日にもかかわらず、会場は「中国で働きたい」と考えるビジネスパーソンであふれかえった。 産業能率大学が今年行った調査によると、20~50代のビジネスパーソン400人のうち、実に66.7%が「海外で働きたくない」と回答したという。内向き志向が強まる時流に逆行し、中国で働きたいと考えるのはなぜか。 「日本にいるよりも、自分を鍛えられると考えるから」と答えたのは、JOB博に参加した製造業で働く20代後半の男性だ。中国での現地採用者としてみっちりと働き、グローバル人材の基礎を築きたいという。 中国に現地法人を
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