ニューヨーク(CNNMoney) 経済が急成長している中国で、ルイ・ヴィトンなどのブランド品やアウディなどの高級車を買い求める富裕層が急増している。 投資会社CLSAアジアパシフィックマーケッツグループによると、中国の百万長者は過去10年で50%増え、その大部分を40歳以下の層が占める。この層は派手な生活を好み、ヴィトンのバッグを持ってリシュモングループのブランドの腕時計をはめ、ドン・ペリニョンのシャンパンを飲んでアウディの車に乗る。 この現象に投資家も注目。投資ファンドはカルティエなどのブランドを傘下に持つリシュモンやフォルクスワーゲンを組み入れ、BMWやダイムラーにも注目しているという。 中国国内だけでなく、中国本土より約30%安い値段で買い物ができる米ニューヨークの五番街や欧州各地でも売り上げの多くを中国人が担う。ロンドンにあるルイ・ヴィトンのブティックは最近、商品が底を突くのを避け
庶民的でベタ、キタ地区ほど垢抜けないが、親しみやさと敷居の低さで大阪市民から愛されているミナミ地区の高島屋が新しくなった。2010年春から2011年にかけて30年ぶりの増床・改装を段階的に進め、出足は上々。売り上げは目標の10%増で推移している。 常務取締役の増山裕は言う。 「事前に大規模なイメージ調査を実施したところ、来街者調査では、高島屋ブランドに対して、『高級』『伝統』『洗練』というイメージを持つ方が多かったのですが、実際に店頭で買い物をする方の評価は『あまり高級感を感じない』『オシャレな商品がない』という回答ばかり。せいぜいが『ミドル向きの百貨店』『ちょっと高年齢な百貨店』との評価があるぐらい。梅田の阪急ならファッション、阪神なら食品というイメージがあるのに、高島屋に関してはこれというものがない。高島屋ブランドと店頭での評価のギャップの根本的な見直しが増床のテーマです」 目玉の一つ
立教大学大学院 経営管理学修了。「日本をはじめ、世界の富裕層ビジネスの今を知ることが富裕層ビジネ スへの参入だけでなく、日本の多くの経営者の抱えている既存・新規ビジネスへの経営課題をも解決する」と考え、2009年4月、富裕層ビジネス研究会を立 ち上げる。研究会には、国内だけでなく東南アジア、香港、中東など海外から研究会への入会も多く、研究会からいくつもの新規事業を立ち上げている。多方面に渡るネットワークを国内外に持ち、それを活用しながら日本とアジアをつなぐビジネスプラットフォーム構築を船井総研の中で手がける。 著書:『ビリオネアビジネスの極意』(KKベストセラーズ)他。 富裕層ビジネス研究会 サイト 業界別 半年先の景気を読む 不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日本経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、業界別に分析し、半年先の
新たな消費者市場を作ったユニクロ柳井氏が首位 今年のランキングは昨年とは様相を異にしている。まず集計対象の1000億円以上の億万長者は24人から17人に減少。時代を映し出すかのように、顔ぶれに大きな変わりはないものの、順位はハッキリと時代背景がうかがえる。 不動産、金融系が苦しむのとは別に、小売・流通系が躍進している。特に1位の柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長が3600億円から6000億円へ資産を増やし、順位も7位から1位へと大きく上げた。 また、8位三木谷浩史・楽天会長兼社長は2600億円から3400億円へ、前年は9位。11位三木正浩・ABCマート創業者は1800億円から2100億円へと上げている。キャラクターは三者三様ながらも、ともに新たな消費者市場を作ったパイオニアと言え、この不況下において、支持を集めた格好だ。{IMG:1037:C:C:IC}
経済成長を続ける中国でますます裕福になるブルジョワ層は、高級ブランドや不動産に目がないことで有名。しかし一方で、ひと味変わった特定の贅沢品にも執拗なほどの購買欲を示している。ここでは、なかでも人気の高い5つの品と、需要の高さが及ぼす思わぬ影響を解説しよう。 ■翡翠 癒しの効果があるとして、数千年にわたって歴代皇帝にあがめられてきた「みどりの黄金」。かつては少量だと実質的な価値はなかったが、今では最高級の翡翠は同量の金よりも価値がある。 希少とされることもあり、価格はこの10年で10倍に高騰。今では1オンス(約28グラム)あたり3000ドル近い。しかし実際には、取引業者が言うよりはるかに大量の翡翠があるとも批判されている。 さらにややこしいのは、最高級の翡翠の多くが中国西部の新疆ウイグル自治区で産出されること。この地域では昨年、イスラム系のウイグル族と中国の多数派である漢族が衝突し、少なくと
2009年3月、ジーユーが990円ジーンズを発売して以降、激安ジーンズが市場を席巻した。セブン&アイ・ホールディングス、イオン、西友など総合スーパーも800円台のジーンズを続々と投入した。 一方、国産ジーンズ発祥の地といわれる岡山県倉敷市児島にあるジーンズメーカーでは、高価なオーダージーンズが堅調な販売を続けている。そのうちの1社、ベティスミスでは2万9400円からというオーダージーンズの受注が、09年は生産可能本数限界の約2000本に及んだ。平均単価は3万5000円で、9万円ほどの商品を注文する人もいるという。 ジーンズの世界で苦境に追い込まれているのが、これまで中核を担ってきたブランドだ。リーバイ・ストラウス ジャパンは09年11月期決算で、売上高が前期比約28%減の171億円、営業損失6億8700万円となった。ジーンズ専門店であるジーンズメイトやマックハウスも10年2月期決算で、前期
最高10万円以上もする超高級ブランド化粧品が相次いで登場している。 先行する資生堂やコーセーの売れ行きは好調で、カネボウ化粧品も11月に発売して両社を追撃する。デフレなどを背景に、化粧品の売れ筋が高価格品と低価格品に「二極化」する中で、富裕層を巡る顧客争奪戦が激化しそうだ。 カネボウが発売する超高級薬用クリームの価格は、40グラム入りで12万6000円に達する。4年をかけて開発し、美白など様々な成分を配合したという。化粧水(2万1000円)、乳液(3万1500円)もある。 先駆けは、2008年9月に発売した資生堂だ。カネボウと同額のクリームをはじめとする超高級品は、発売1か月で販売計画を5割上回る大ヒットとなった。コーセーも09年11月に追随し、ともに好調な売れ行きを保っている。富裕層は美容にお金をかける意欲が高く、「同じブランドを継続して利用する傾向が強い」(コーセー)ためという。 3社
今週のコラムニスト:李小牧 日本の外務省はこの7月1日から、中国人個人観光客向けのビザ発給条件を緩和する、と発表した。現在は年収25万元(約340万円)以上としている発給条件を大幅に引き下げ、富裕層だけでなく中間層も日本に呼び込もう、という狙いだ。 去年、中国本土から日本に来た個人・団体観光客は101万人。条件の緩和で、これまで160万だったビザ発給の対象世帯数は10倍の1600万世帯になる。単純に考えて中国人の個人観光客も10倍になる――と、岡田克也外相は考えているのかもしれない。 だが、そう簡単に行かないだろう。それは、中国人観光客が日本でどんな「観光」をしているかを知ればすぐ分かる。 中国人観光客の多くは、東京〜大阪を5日間ないし6日間で駆け抜ける「弾丸ツアー」に参加する。富裕層のはずなのに、なぜか旅費は航空券や宿泊費を含めて5000元(約6万5000円)程度と格安だ。 彼らが泊まる
東京都港区のとあるマンションの最上階。そこに待っていたのは、血色がよく、ジーンズを履きこなす、所作にどことなくスマートさを漂わせる男性だった。72歳とは思ない若々しい風貌の男性こそ大根田勝美さん。今回の話の主役となる。 現在はビジネスの第一線から退き、米国で悠々自適の日々を送り、年間に何カ月間は生まれ故郷である日本に滞在するのだという。資産は100億円以上とも言われているが、日本人が日本国内で100億円の資産を築くのはなかなか容易ではない。もちろん、海外に渡ればそれが達成できるか、と言われればそんな保証はどこにもない。 日本はアジアでは最大の富裕層輩出国で、その数は137万人と推計されている。その中でも、3000万ドル以上(約27億円)の資産を保有する超富裕層は、日本では約5000人(メリルリンチ&キャップジェミニ調べ)。だが、これは人口約1億2000万人の中の0.01%にも満たない割合だ
立教大学大学院 経営管理学修了。「日本をはじめ、世界の富裕層ビジネスの今を知ることが富裕層ビジネ スへの参入だけでなく、日本の多くの経営者の抱えている既存・新規ビジネスへの経営課題をも解決する」と考え、2009年4月、富裕層ビジネス研究会を立 ち上げる。研究会には、国内だけでなく東南アジア、香港、中東など海外から研究会への入会も多く、研究会からいくつもの新規事業を立ち上げている。多方面に渡るネットワークを国内外に持ち、それを活用しながら日本とアジアをつなぐビジネスプラットフォーム構築を船井総研の中で手がける。 著書:『ビリオネアビジネスの極意』(KKベストセラーズ)他。 富裕層ビジネス研究会 サイト 業界別 半年先の景気を読む 不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日本経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、業界別に分析し、半年先の
立教大学大学院 経営管理学修了。「日本をはじめ、世界の富裕層ビジネスの今を知ることが富裕層ビジネ スへの参入だけでなく、日本の多くの経営者の抱えている既存・新規ビジネスへの経営課題をも解決する」と考え、2009年4月、富裕層ビジネス研究会を立 ち上げる。研究会には、国内だけでなく東南アジア、香港、中東など海外から研究会への入会も多く、研究会からいくつもの新規事業を立ち上げている。多方面に渡るネットワークを国内外に持ち、それを活用しながら日本とアジアをつなぐビジネスプラットフォーム構築を船井総研の中で手がける。 著書:『ビリオネアビジネスの極意』(KKベストセラーズ)他。 富裕層ビジネス研究会 サイト 業界別 半年先の景気を読む 不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日本経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、業界別に分析し、半年先の
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