マクドナルドが1月から全米の店舗で販売を始めた「オートミール」。健康食への関心の高まりで、客の反応は上々という(4日、ニューヨークで) 米国の小売り大手や外食チェーンが、相次いで「健康」に配慮した食品の販売強化を打ち出している。 「肥満大国」とされる米国では、生活習慣病に伴う医療費の負担が家計や財政圧迫の一因になっているからで、米政府も生活習慣病の予防に向けた食生活の改善に力を入れ始めている。 ファストフード最大手の米マクドナルドは1月から、欧米では朝食の定番メニューの一つ「オートミール」を全米約1万4000店のメニューに加えた。つぶしたオーツ麦(カラスムギ)を煮て、かゆ状にしたオートミールは食物繊維が豊富だ。1・99ドル(約160円、税抜き)の小型カップ(砂糖なし)でハンバーガー1個分とほぼ同じ260キロ・カロリーだが、ハンバーガーより高い満腹感を得られるという。 オートミールは、コーヒ