まず結論から申し上げると、 オオグソクムシ を食べてみることにした。 今回は、そこに至るまでの経緯を書いてみようと思います。 我が敬愛する北大路魯山人先生のエッセイに、『山椒魚』というものがありました。 そこにはオオサンショウウオを食べた体験談とその食べ方が書かれています。オオサンショウウオは当時から保護動物であったそうですが、その辺り先生はあまり気にされないようでした。 サンショウウオの名前の由来をご存知でしょうか。 漢字で書くと、山椒魚。 このブツブツヌメヌメした生物の、果たしてどこが山椒か。 それは、腹を割いた時の芳香にあるとのこと。魯山人曰く、 『長い間には、ずいぶんいろいろなものを食ったが、いわゆる悪食の中には、そう美味いものはない。 「変ったたべものの中で美味いものは?」 と問われるなら、さしずめ山椒魚さんしょううおと答えておこう。』 ということらしいのです。 あるとき、60セ
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