白い箱が届きました。 箱はあくまでも軽い。振ると中でゴソゴソと音がする。 送り主は、長谷川さん。 この名前だけで分かる人には分かってしまうかもしれない。 長谷川さんは日本で唯一の深海魚専門の漁師。わたしはその芳名を見ただけで、なにか武者震いに近いものを覚えた。 「飼うもよし、食べるもよし。生きたままクール便で郵送します」 そんな奇っ怪な売り文句に、わたしはワクワクを禁じ得なかった。 ことの経緯は前回記事をご参照いただきたいが、 【前回 : オオサンショウウオは腹を裂くと山椒の芳香がして美味い。 】 要はわたしは、まだ見ぬ美食を求めさまよう内、とある「ふるさと納税」を発見したのだった。焼津市のふるさと納税では、世にも珍しい珍味が手に入るという。 私は早速、焼津市のHPにアクセスし、用紙をプリントアウトし、記入、郵送した。翌週、早速送り返されてきた振込用紙に書かれた口座にお金を振り込んだ。それ
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