1 なぜ1998年の作品『蛇の道』のリメイクをしようと思ったのでしょうか? 5年ほど前にフランスのプロダクションから、「君がこれまでに撮った作品をもう一度撮ってみないか?」と声をかけられたのがきっかけです。 2 数ある作品の中から『蛇の道』を選ばれた理由は? 今作(98年版)の脚本は、友人で『リング』の脚本を書いている高橋洋のオリジナルで、復讐がテーマになっています。復讐というのはいつの時代、どこの国でも通用する普遍性があると思っていましたし、シンプルながらも二手三手先がどうなるのか読めない本当によくできた物語で、Vシネマだけで終わらせるのはもったいないと思っていたからです。 3 今作はオリジナルで哀川翔さんが演じていた主人公の役が、柴咲コウさん演じる女性に書き換えられています。大胆な設定変更はどのように思いついたのでしょうか? 最初からオリジナルをリメイクする際には、同じところはまったく
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