ーーとはいえ、プールイのソロ時代は売れてなかったですよね。 外林 : 僕は、渡辺さん、松隈(ケンタ)さん、真田(礼)さんと「こういうのやりたいよね」って会議してるだけでも楽しくて。その時は売れる / 売れないとか、つばさレコードがどんな会社かもわかってなかったんですけど、美大生は作品を作れど世の中に出す方法を知らないので、それをやってくれる社会性のある人たちに出会えたことが嬉しくて仕方なかった。しかもそれが同年代の人で、みんなで集まって世の中に出すものを作っていくっていうのはやっぱり面白いですよね。 ーーその頃は金銭的なものも発生してない時期ですよね。 外林 : そうですね。でもプールイをやっていく中で渡辺さんとバトルしたこともあって。「これだけ衣裳を提供してるし写真も撮ってるのにお金もらってないよ、何なんだ!」って僕がちょっと調子に乗りはじめて、渡辺さんも「ガンガン行こう!」って尖ってた