平成17年7月 英語版はこちら 外務省は、平成16年12月から平成17年3月にかけて、米議会図書館が所蔵する14世紀から19世紀の間に発行された地図において、日本海海域の名称がどのように表記されているのかについて調査を行った。これは、「『日本海』という呼称は、我が国が鎖国下にあって国際的影響力を行使できなかった19世紀から、ヨーロッパにおいて定着してきたものである」という我が国の主張を改めて確認するためのものであった。 一方、韓国側は従来より、「『日本海』の名称が支配的になったのは20世紀前半の日本の帝国主義、植民地主義の結果である」及び「19世紀の中期から末期までは『東海』と『日本海』の双方の名称が世界地図の中で普通に使われていた」と主張し、その根拠として独自に行った米議会図書館所蔵古地図調査をあげている。同調査によれば、1800年以前に作成された古地図228枚を調査した結果、103枚が