7年半にわたり給食で残ったおかずなどを持ち帰っていたとして、兵庫県教委は26日、姫路市内にある県立学校の女性調理員(56)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。 調理員は「余ると廃棄されてもったいないので、自分で消費した方がいいと思った」と話しているという。 発表によると、調理員は2005年4月~12年9月、余った煮物やデザート、調理前のニンジンやキュウリなどの野菜を準備していたポリ袋に入れて持ち帰っていた。プリンなどのデザートは毎回自宅で食べていたほか、野菜や牛乳は近所に配っていたという。 県教委に昨年10月、匿名の情報提供があり、発覚。同校にはほかに2人の女性調理員がおり、いずれも持ち帰りを認めているが、臨時職員のため、地方公務員法に基づく懲戒処分の対象とならず、校長が口頭で注意した。