NTTドコモは18日、ドコモの利用者がソフトバンクモバイルの携帯電話にかけた際に払う接続料の算定根拠を開示するよう求め、総務省の電気通信事業紛争処理委員会にあっせんを申請した。接続料が高すぎるとしており、引き下げにつながればドコモの利用者全体の料金を下げるという。 接続料をめぐって携帯大手があっせんを申請するのは初めて。ドコモ側は接続料の格差を問題視。接続料を高くしたソフトバンクが、その収益を使い、自社の顧客間の無料通話サービスなどを実現していると主張している。 接続料は携帯各社が個別に設定する。2010年度は近距離1分あたりでドコモは5.22円、KDDIは6.24円、ソフトバンクモバイルは7.62円。接続料は後から支払う仕組み。現状の額なら、ドコモとソフトバンクの間でやりとりする10年度分の金額は、ドコモ側の負担が150億円多くなるという。ドコモは接続料の引き下げをソフトバンクに迫り