2022.02.04 「マイページ」が使いやすく変わりました!(シリアル登録、コンテンツ検索がスムースに) 荒木 厚 1985年京都大学医学部大学院卒業。英国と米国に留学。東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科部長を経て,’19年より副院長。糖尿病と老年病の専門医,指導医。老年医学が発展し,フレイルを考慮した高齢者診療の普及を願っている。 1 サルコペニア・フレイルの診断・頻度・危険因子・予後 ・サルコペニアの診断の定義は,骨格筋量低下かつ筋力低下または身体機能低下。 ・一般の診療所において,握力低下(男性28㎏未満,女性18kg未満)または5回椅子立ち上がり時間延長(12秒以上)の場合,サルコペニアの可能性ありと判定。骨格筋量を測定しなくても,この時点から運動や食事などによる介入を行う。 ・身体的フレイルの指標は,改訂J-CHS基準において,体重減少,筋力低下,歩行速度低下,