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朝日新聞出版に関するdot_asahiのブックマーク (6)

  • 一流患者と三流患者 | AERA dot. (アエラドット)

    医療の点では日米の差はそれほどないが、患者の意識の差は大きい。私自身アメリカに18年住んで、帰国して一番気になったことは患者が医師の言いなりになっていることだった。 書によると、一流患者とは「医者まかせにせず、最適かつ最良の医療を医者から引き出せる患者」であり、二流患者とは「医者の言うことを鵜呑みにする患者」である。日の患者のほとんどはまさにこの二流患者であるだろう。ちなみに三流患者とは文句ばかり言う患者のことだという。 アメリカでは「医者と患者はパートナーであり、対等である」という意識は当たり前であるが、患者力を高めるにはどうしたらいいのか、誰もができるやり方がわかりやすく書かれている。後悔するのは医師ではなく、患者であることを忘れてはならない、と著者は言う。 ※週刊朝日 2016年6月3日号

    一流患者と三流患者 | AERA dot. (アエラドット)
    dot_asahi
    dot_asahi 2016/05/29
    【書評 話題の新刊】一流患者と三流患者 〈週刊朝日〉
  • ねこはすごい | AERA dot. (アエラドット)

    世はブームである。神保町にはに関するの専門書店ができ、カフェは定着し、テレビを見れば多くのCMにが登場する。実際、各家庭で飼われるの数は増加の一途で、ついには犬と同等になったらしい。 山根明弘『ねこはすごい』は、動物学者らしく、まずはの身体能力の高さや感覚器の鋭さを紹介。自分の5倍ほど高く飛ぶ跳躍力、人間の10万倍もある嗅覚、しなやかな脊椎、人間の5倍の聴力……長くを飼ってきた私は愛たちとの日々を回想しつつ何度もうなずき、あらためてその祖先がリビアヤマネコであったことに思いをはせた。 単独でそろりと獲物を狙う夜行性の肉獣。目は暗闇に強く、色の識別が偏ったたち。昼間はほとんど寝て過ごし、群れずにマイペースで生きる姿は、昔から飼い主たちを癒やしてきた。の治癒力は科学的に証明されていると書にあったが、と暮らす者なら誰もが認めるところだろう。その寝姿をながめるだけで荒ん

    ねこはすごい | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/05/12
    【書評 ベストセラー解読 】ねこはすごい 〈週刊朝日〉
  • いいかげんに、生きる | AERA dot. (アエラドット)

    人気の心理カウンセラーによる、てきとうに生きることを勧めるメッセージ。 格言は、ときに心の枷になる。自身の幸せよりも、苦労することが目的になっていないだろうか。著者は、他人に甘えて全てをまかせようと提言する。木村秋則の『奇跡のリンゴ』では、それまで木の生育に必要と思われていた草取りなどの手間の全てを排除し、無農薬無肥料の林檎を実らせた。それと同じように、部下など他人を成長させるには、手をかけない「放牧」が良いのだという。そして自身は小さくまとまらず、我慢をやめて原生林のように生きよう、と。 あえて手を抜いてみるとたくさんのことが楽になり、初めて世間の人のやさしさに気づくことができるという。添えられた写真にも心がなごみ、ほっと息をつくことができる。 ※週刊朝日 2016年5月6日―13日合併号

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  • シニア左翼とは何か | AERA dot. (アエラドット)

    シニア左翼とは聞き慣れない言葉である。だけど、実態としては「はいはい」と思った人が多いのではないか。2015年の反安保法制デモで注目を集めたのはSEALDsなどの学生だったが、数として多かったのは圧倒的に中高年だった! 小林哲夫『シニア左翼とは何か』は3.11後、急に目立つようになったそんな60歳以上の左翼(広い意味での反体制運動の担い手たち)にスポットを当てたである。 著者はまず、シニア左翼を四つのタイプに分ける。若い頃から活動を続けてきた「一貫組」。就職後は政治から遠ざかっていたが、定年をすぎて活動を再開した「復活組」(学者などに多い)。反体制的な意見を述べる文化人などの「『ご意見番』組」。どちらかといえば保守思想の持ち主だったが、60歳をすぎてはじめて運動に加わった「初参加組」。 〈いやあ、71年の『渋谷暴動』以来かなあ〉〈そうかあ、おれは『連赤』の年まではやっていた〉〈『サンイチ

    シニア左翼とは何か | AERA dot. (アエラドット)
  • 第2回 (1/6) |AERA dot. (アエラドット)

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    dot_asahi 2016/03/28
    【連載小説】プラスチックの祈り 第2回
  • うめ婆行状記 | AERA dot. (アエラドット)

    昨年11月に66歳で逝去するまで、江戸時代の人情ものを書き続けた作家の遺作。亡くなる直前まで執筆し、小説は朝日新聞に連載された。 4人の子どもを育て終え、夫を亡くしたうめは五十路を前に独り暮らしを始める。思うままに生きてみたかった。大店の一人娘として育ち、町方の役人の家に嫁いだが武家のしきたりに馴染めずにきたのだ。30年仕えた夫は気が短く、義妹に貸した花嫁衣装やよそゆきの着物は戻らなかった。新居は、一緒になるためにひと肌脱いでやった弟の奥さんが見つけてきた。 面倒見のいいうめ婆の周囲には自然と人が集まる。30歳を過ぎても所帯を持っていなかった甥に頼られ、その甥が余所につくっていた子どもに慕われ、物語は歌舞伎の世話ものさながらに、笑いあり涙ありの展開を見せる。そして独り暮らしを決めたいきさつを周りから問われ、読者が想像し得なかったどんでん返しが語られるのだ。彼女の行く先には不安もある。だが、

    うめ婆行状記 | AERA dot. (アエラドット)
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